【試合予想】DEEP 131 IMPACT|JTT勢試合予想
DEEP 25周年記念大会に倉本大悟・山本颯志・秋元優志の3選手が出場。ライト級暫定王座戦は因縁のノーコンテスト再戦、無敗の山本はPFL帰りレスラーと激突。JTT勢3試合の見どころと勝敗予想を徹底解説。

DEEP25周年の節目を飾る大型大会、DEEP 131 IMPACTが2026年5月4日(月・祝)に横浜BUNTAIで開催される。
JTTからは倉本大悟・山本颯志・秋元優志の3選手が参戦。なかでも注目はライト級暫定王座戦に挑む倉本大悟。3月のDEEP 130でノーコンテストとなった大原樹理との決着戦が、わずか1ヶ月半というスピードで実現する。
無敗を守る山本颯志はPFL帰りのレスリング強豪・泉武志と激突。秋元優志はTKO勝利から連戦で今野連弥と対峙する。
3試合それぞれの見どころと勝敗予想をお届けする。
大会概要
- 大会名: DEEP 131 IMPACT(DEEP 25周年記念大会)
- 開催日: 2026年5月4日(月・祝)開場13:30 / 開始14:00
- 会場: 横浜BUNTAI
- 配信: U-NEXT、サムライTV、DEEPメンバーシップ(予定)
試合予想
倉本大悟 vs 大原樹理(DEEPライト級暫定王座戦 / 5分3R)
■ 試合の背景
3月20日のDEEP 130 IMPACTで倉本の膝が金的に当たりノーコンテストとなった試合の、わずか1ヶ月半後の再戦。DEEPライト級暫定王座を賭けた決着戦として組まれた。倉本はDEEP6連勝中(NC除く)で、王座に最も近い位置にいる。
■ 対戦相手・大原樹理の分析
- 戦績: 37勝21敗2分2NC(勝率63%)
- 所属: KIBAマーシャルアーツクラブ
- ファイトスタイル: ストライカー。身長184cmリーチ191cmを活かした打撃が武器で、KO/TKO勝利20回を数える。「アイアン・スパイダー」の異名通り打たれ強さが異常。なお腎臓が一つしかないためナチュラル体重での試合となる。
- 直近の試合: 2025年11月のDEEP 128 IMPACTで神田コウヤを2R TKOで破り、DEEPライト級暫定王座を獲得。
■ 勝敗のポイント
NCとなった前戦は直前までは倉本が優勢で試合を進めている状況だった。大原もジャブに対して被せのフックやダッキング方のボディジャブからのコンビネーションなどが機能し、倉本が常にプレッシャーをかけていてダメージも与えていた。基本的なスタンドは倉本の方に分があったように思う。
ただし、大原という選手はスロースターターであり序盤はこんな感じの選手。ここをギリギリで凌ぎ切り2R・3Rでスタミナ勝ちして勝利するのが特徴だ。また大原が前戦での倉本の作戦を見た上で、新たな対策を持ってくる可能性も非常に高い。
前試合を膝蹴りでの金的でNCとなった状況を考えた場合、倉本が今回も「膝蹴りを躊躇なく打てるか」という点は勝負の最大のポイントになるように思う。倉本はラッシュでまとめる際に膝蹴りを多用する。倉本が金的を恐れて膝が出せなくなった場合、勝率はかなり下がると考える。逆に前戦で大原に対して感覚を得たと思われるので、膝蹴りの角度を調整して躊躇なく出していけるのであれば、倉本が仕留め切る可能性は高い。
NCによる短期間でのリマッチで判断は難しいが、前戦を見る限りスタンドにそこそこの差があって倉本の方が上手いと感じたし、短期間でその差を埋められる可能性は低いのではと考える。ごく僅かに倉本有利とみる。
山本颯志 vs 泉武志(DEEPライト級 / 5分3R)
■ 試合の背景
無敗6連勝(全判定)の山本颯志が、レスリングアジア選手権優勝の実績を持つ泉武志と対戦。泉はPFLで戦った後のDEEP凱旋マッチとなる。グラップラー同士の噛み合わせが注目される一戦。
■ 対戦相手・泉武志の分析
- 戦績: 7勝4敗(勝率63%)
- ファイトスタイル: レスラー/グラップラー。レスリングアジア選手権優勝という輝かしい実績を持つ。全勝利が判定勝ちでフィニッシュはなし。
- 直近の試合: 2025年10月PFLでVinicius Sacchelli Cenciに判定勝ち。7月はPFLでザインコフに判定負け。DEEP参戦は約1年10ヶ月ぶり。
■ 勝敗のポイント
この試合はストライキング勝負になると予想する。山本は1年以上のブランクがありスタミナが怪しく、少なくとも組みで仕掛けていくのは難しいだろう。
泉は組みかストライキングか選択できるマッチアップで、アウトボクシングでのポイントアウトが泉にとって最も勝率が高い。泉自身もリーチがある方ではないが、階級比で極端にリーチが短い山本に対してはアウトボクシング可能だし、組み負けもしないだろう。リスクを取らなければアウトボクシング一択となる。
総じて泉有利とみる。ただし山本も復帰期間にストライキングに力を入れていたのは見受けられたので、リーチ差を潰す作戦を用意し実行できるかがポイントとなるだろう。
秋元優志 vs 今野連弥(DEEPフライ級 / 3分2R・アマチュアSルール)
■ 試合の背景
3月20日のDEEP 130 IMPACTで谷口仁歩を2R TKOで破った秋元優志が、約1ヶ月半での連戦。兄・秋元強真(JTT)の影響で格闘技に戻り、JTT移籍後に着実に力をつけている。
今野はThe Blackbelt Japan出身で現在はPUREBREDに所属する17歳。エンセン井上率いるTeam大和魂で力をつけてきている次世代のMMAファイターだ。
■ 対戦相手・今野連弥の分析
- 所属: PUREBRED(Team大和魂)
- ファイトスタイル: レスラー。荒い打撃でプレッシャーをかけながら組みに行きパウンドしていくタイプ。
- 直近の試合: DEEP TOKYO IMPACT 2026 1st ROUNDで菊間瑛太に3-0の判定勝ち。打撃出身の菊間にレスリングと強気の打撃を仕掛け3分2R動き続けての勝利。
■ 勝敗のポイント
今野の前戦はストライキングが持ち味の菊間に組みを仕掛け、3分2Rルールを活かして走り切って勝利した形。今回もスタンドのボクシングが特徴の秋元に対して、同じ仕掛けをしてくることは間違いないだろう。秋元がこれに対応できるのかが問われる試合となる。
スタンドの打撃では秋元が上であり、KOも十分にあり得る。今野は現時点ではスタンドのディフェンスに問題があるが、組みにいくことでカバーしている形だ。前戦のようにストライキングプレッシャーで押すことができれば今野の組みの仕掛けにも対応しやすいが、組まれたくない意識が先行してプレッシャーをかけられない場合は、今野のスタミナ勝負に付き合わされる厳しい展開になるだろう。
今野も17歳と非常に若い選手でまだまだこれからといった選手だが、秋元は今年プロデビューを想定していると思われるので、是非とも組みという課題をクリアしてプロの世界に入っていってもらいたい。
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